こんにちは。不動産投資家のまさどん(@masadon-fudosan)です。
アパート4棟、戸建4戸を所有しています。(2022年5月現在)
今回は、1戸目にオススメできる中古戸建を紹介します。
・これから不動産投資を始めたい。まずは、中古戸建から。では、どんな戸建を買ったらいいのか目安がわからない。
・いくらで買ったらいいのか、価格の決め方がわからない。
・物件を仕入れる様子に興味がある。
該当する人は、続きをご覧ください。
●物件の仕入れ方法
●指値交渉のリアル
中古戸建のスペック
今回の物件はポータルサイトで探しました。
探していた条件
- 購入価格300万円以下
- 新耐震基準
- 駐車場2台分
- 3LDKもしくは4LDK
- 市街化区域
- 積算評価以下
- スーパー、コンビニ、金融機関まで車で10分以内
- 小中学校まで2km以内
- 若いファミリーがよく引っ越してくるエリア
見つかった物件
そして、以下の物件が見つかりました。
- 価格560万円
- 築32年
- 木造
- 駐車場台数は2台
- 3LDK
- 土地:90坪
- 小学校まで1.5km
- 中学校まで1.7m
- スーパー、コンビニ、金融機関まで車で10分以内
- 非線引区域
- 固定資産税評価額:約470万円
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アットホームでの物件の探し方について解説しています。
【初心者必見】アットホームを使ったボロ戸建ての探し方徹底解説!不動産屋への問い合わせ
問い合わせにより、以下のことがわかりました。
- 売主:相続人
- 売主:隣のまちに住む
- 半年以上の売れ残り
- 専任媒介(両手取引決定)
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【不動産投資:中古戸建て】初心者必見!不動産屋への問い合わせ方法 徹底解説もしかしたら大幅に指値できるかもしれない。
指値しやすい条件が揃っているので、そのように思いました。
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【不動産投資】指値交渉の目安とコツ|半額以下で買っている交渉テクニックを教えます内見
内見により、以下のことがわかりました。
- 全体的に状態がよく、ほとんど表層リフォームで済む。
- 浴室の床下が、シロアリ被害あり。しかも広範囲。
- 小学校までの道幅が狭く、峠になっているため、子どもが歩くのは危ない。
- 実勢価格が、安くても8万円/坪で売買されている地域。
→土地で売る場合、720万円程度になる。 - 2027年開通予定のリニア駅まで約1kmであり、需要が高まると予想される。
もし開通した場合、名古屋まで15分で行ける。 - 400万円までは指値交渉可能。さらに値引きするなら、買付証明書を提出してみないとわからない。
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【不動産投資】初心者必見!中古戸建の内見方法を徹底解説|チェックリスト付き賃貸需要のリサーチ
最寄りの賃貸仲介の不動産屋へのヒアリングにより、以下のことがわかりました。
- 家賃は6.5万円前後
- ファミリー向けではなく、リニア関係の、工事業者への賃貸需要がかなり高い。
- 2027年(リニアが開通する)までは、賃貸需要がある。
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不動産屋への賃貸需要のヒアリング方法について、詳しく解説しています。
【不動産投資】初心者必見!想定家賃のヒアリングで注意する5つのこと買いたい理由|1戸目におすすめできる理由
おすすめ①|賃貸需要が高い
リニア工事期間、つまりあと7年は借り手が見つかる可能性が高い。
おすすめ②|資産価値が高い
土地値が高い。
販売価格560万円に対して、実勢価格は土地値で720万円程度。
おすすめ③|出口が考えやすい
リニアが開通するまでの7年間は賃貸で貸し、開通後は土地で売るという出口が考えられる。
おすすめ④|将来、資産価値が高まる可能性アリ
リニア開通後、資産価値が高まる可能性あり。
人口が減り続ける地域が多いなか、資産価値が高まる物件とは滅多に出会えません。
指値する価格の算出
イニシャルコストの計算
計算した結果、想定されるイニシャルコストは以下のとおり。
- 見積もったリフォーム費:150万円
(浴室:100万円、他50万円) - 購入諸経費:40万円
ランニングコストの計算
想定されるランニングコストは以下のとおり。
- 維持費:10万円
(内訳:火災保険2、固定資産税3、管理料5)
売上(家賃収入)の計算
売上は以下のとおり。
- 家賃収入:78万円
(6.5万円×12カ月)
指値する価格の算出
指値する価格を算出するのに、必要な数字が出そろいました。
最低でも実質利回り15%(表面利回り17%)は欲しい!
- 表面利回り:17%で計算(実質利回り:15%)
- 仕上げ価格(物件価格+リフォーム費+購入諸経費):458万円
(78÷17%)
→指値する価格:268万円
268万円で買えるなら欲しい!
という判断をしました。
指値交渉のリアル
268万円で買付証明書を提出したところ、1週間後に返事ありました。
その結果は以下のとおり。
400万円じゃないと売れない
指値交渉は失敗に終わりました…。
念のため、仮に400万円で買った時の、シミュレーションをしてみます。
仕上げ価格(物件価格+リフォーム費+購入諸経費):590万円
(400+150+40)
想定表面利回り:13.2%
想定実質利回り:11.5%
もしかしたら、もっとリフォーム費がかかるかもしれない。
その場合、更に利回りが下がる可能性もある。
もっと高い利回りが欲しいので、諦めて、次の物件を探すことにしました。
まとめ
指値交渉が失敗したため、買えなかった中古戸建を例に、1戸目におすすめできる理由をお伝えいたしました。
1戸目におすすめできる理由
1戸目の物件を選ぶ時に、チェックすべきポイントは以下のとおり。
- 賃貸需要が高い
- 資産価値が高い
- 出口が考えやすい
- 将来、資産価値が高まる可能性アリ
この条件に、高利回りが揃ったら完璧なのですが、なかなかそのような物件とは出会えません。
お伝えしたいこと
あと、もう一つ、今回お伝えしたいのは、
数字に落とし込んで、収支が合うかどうか、冷静になって客観的に判断すること!
これがとても重要です。
私自身、戸建3号を買う際、買いたい病にかかってしまい、気持ちが抑えられずに買ってしまった経験があります…。
初心者の頃は、最終的な判断に自信が持てないことがあると思います。
現役大家さんから、第三者の意見を聞きたい時があると思います。
そんな時は、ご相談ください。
詳しくは、こちらから。
当時の私は、このような感情になっていました。
・滅多に出えない優良物件!
・今までこの物件に対して、相当な時間を費やした。
→この時間を無駄にしたくない!
⇒多少利回りが下がっても良いから買っちゃえ!
この考え方はNGです!!
感情ではなく、数字で判断しなければいけません。
私と同じ失敗をされませんように、お気をつけください。
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別記事で、欲しかったけど買えなかった中古戸建の事例②を紹介しています。
【初心者向け】1戸目におすすめの中古戸建|指値交渉に失敗した事例②今回は、以上です。
最後までご覧いただき、ありがとうございました!