こんにちは。「まさどんの副業日記」編集長のまさどんです。
今までにKindle本4冊出版した経験をもとに、Kindle出版の始め方について解説します。(2022年5月現在)
・まずは副業としてKindle出版に興味がある。本当に稼げるの?
・Kindle出版に向いている人は?
・Kindle本作家のリアルな声を聞きたい。
該当する人は続きをご覧ください。
●Kindle出版が向いている人
●Kindle出版の始め方
●売れるためのコツ
目次
Kindle出版|ストック型副業としておすすめできる理由
Kindle出版をおすすめできる理由
Kindle出版をおすすめできる理由は、以下のとおり。
- ストック型ビジネスである
- コストが安い|初期費用として5,000~6,000円程度
- Amazon社のプラットフォームが使える
- SEOに強い|google検索で上位に上がりやすい
- 金銭的なリスクがほぼない
- ブログの記事を編集・加筆して本にすればOK
- 商品づくりの経験が積める
たくさんのメリットがありますが、「コストが安く」「金銭的なリスクがほぼない」ことが特長として挙げられます。
さらに、他のストック型ビジネスと比べても、管理の手間が不要なので、出版後は完全な不労所得になることも魅力的です。
Kindle出版の注意点
Kindle出版の主なデメリットは、以下のとおり。
- 1~3万文字程度の文字数が必要なため、簡単ではない
- 時間が確保できない人は難しい
- 出版したからといって売れるわけではない
- 読者からレビューがつく|厳しく評価されることもある
せっかく時間をかけて本をつくったのに全く売れない、ということも考えられます。
また、自信作を出版しても、読者からレビューがつき、世間から厳しい評価をされることもあります。
Kindle出版に向いている人
特別なノウハウや専門知識を持っている人は、ほとんどリスクがないので、チャレンジされることをオススメします。
- 価値ある情報を持っている人
- ブログ運営をしている人
- 金銭的なリスクを背負いたくない人
価値ある情報を持っている人
本を売るわけですから、”お金を払ってでも読んでみたい”、と思ってもらえる商品をつくらなければいけません。
- ビジネス
- 投資
- 小説
- 料理
- 旅行
ジャンルは何でも良いと思いますが、有益な情報が書かれていないと、せっかく本をつくっても売れません。
ブログ運営をしている人
ブログの記事を加筆編集したものを、本の中身にすることができるので、効率良く執筆ができます。
”ブログ記事とKindle本の中身がほとんど同じ”、というわけにはいかないので、「ブログ=無料」「Kindle=有料」の線引きをする必要があります。
金銭的なリスクを背負いたくない人
Kindle出版のメリットの一つが、「とにかくコストが安い」こと。
全く売れなくても、表紙デザイン代としての5,000~6,000円程度の赤字で済むので、極めてローリスクと言えます。
おすすめのストック型副業|Kindle出版とは
Kindle出版とは
Kindle(キンドル)出版とは、Amazon社が提供している電子出版方法のことで、個人著者がKindle本ストアに本を出版することができます。
- こっそり書きためてきた小説を出版してみたい
- オリジナルレシピを世に広めたい
- 稼げるノウハウを伝えたい
このように「本の出版」に興味を持っている人には、「Kindle出版」をオススメします。
Kindle出版で知っておくべきこと
かかる費用
無料!
出版にかかる費用も、管理コストも一切かかりません。
ただし、後述しますが、表紙デザインはプロに依頼することをオススメします。
2種類の収益
印税
「35%」か「70%」どちらかを選びます。
- 35%:他の書店でも販売可能|価格設定:99~20,000円
- 70%:Kindleストアの独占販売|価格設定:250~1,250円
ちなみに、紙の本の印税は10%未満とのことなので、かなり高い印税率と言えます。
分配金
Kindle Unlimitedの利用者が無料で読めるように設定することで、1ページ当たり約0.5円の分配金が入ります。
収益=「売れた時の印税」+「読まれた時の分配金」ということになります。
必要な文字数
何文字でもOK!
特に必要な文字数に定めはありませんが、有料で販売するわけなので、あまりにも短いと読者に満足してもらえません。
目安として1~3万文字を目指しましょう。
ちなみに、紙の書籍では10万文字必要と言われています。
必要な仕事道具
- パソコン
- Word
- インターネット環境
特別な設備投資は不要です。
おすすめのストック型副業|Kindle出版の始め方
- 企画
- 調査
- 記事の作成
- 表紙デザインの作成
- リリース
企画
- ジャンル
- コンセプト
- 読者ターゲット
- 価格
- 販売ルート
などを企画します。
「どんな本を」「誰に対して」「いくらで」「どうやって売るのか」を考えるわけですが、ここの戦略次第で売れるかどうか決まると思ってください。
「どんな本を」「誰に対して」「いくらで」売るのか?
”「どんな本を」「誰に対して」「いくらで」売るのか?”の答えは、大体調査でわかります。
競合する本の「中身」や「価格」などを徹底的に研究します。
競合と比較して、自分が勝てるポイント(=本を選んでもらえる理由)を探します。
例えば、以下のようなポイントです。
- 価格
- 内容
- わかりやすさ
- 表紙のビジュアル
- 著者の実績や権威性
「どうやって」売るのか?
「どうやって売るのか」が難しく、まずは本の存在を知ってもらうことです。
知られていなければ買ってもらうこともできません。
最近のトレンドは、SNS×Kindle本です。
SNS上で影響力をつけて、Kindle本などの自社商品を紹介して、商品を求めているフォロワーさんに買ってもらう、という手法。
決してSNSのフォロワーに対して騙して売りつける、という意味ではありません。
いまはSNSを使うことで、広告費ゼロで情報を届けたい人にピンポイントで届けることができます。
1年半でフォロワー3,500名になった経験をもとにTwitter運用のコツを解説しています。
調査
まず調査をしましょう。
出版を予定しているジャンルで、
- どんな本が売られているのか
- どんな本が売れ筋ランキング上位なのか
- 競合の価格はいくらか
そして、気になる本があれば、何冊か購読することをオススメします。
Kindle Unlimited対応の本も多いので、実際にKindle Unlimitedに登録して、気になる本を全部読んで、
「構成」「文章表現」「文字数」「価格」などを参考にしましょう。
記事の作成
一番大変な作業は、記事の作成です。
文字数の目安として、1~3万文字は必要だと思いますので、頑張って書かなければいけません。
文章を書くことに慣れていない人は、1日3,000文字でもしんどいと思います。
効率良く記事を作成する方法
オススメはブログの記事を加筆修正して使うことです。
ブログ記事と本の中身が全て同じ、というわけにはいきませんので、”有料・無料”の線引きが必要になりますのでご注意ください。
そして、”ブログ記事と本の中身が重複している!せっかくお金払って買ったのに…”
というようなクレームを避けるために、本の冒頭部分で、ブログを一部加筆修正した内容が含まれることを明記しておくべきでしょう。
表紙デザインの作成
表紙デザインは、”売れる・売れない”が決まる重要な部分です。
自分でつくることもできますが、プロに依頼することを強くオススメします。
ココナラを使えば、デザイナーが簡単に見つかりますし、5,000~6,000円程度でつくることができます。
体験談|副業としてKindle本を4冊出版した感想
Kindle本出版して良かったと思う理由
- 他の事業との相乗効果アリ
- 不労所得が増えた
- 新たな仕事の作り方を覚えた
他の事業との相乗効果アリ
Kindle本には、本を売るだけではなく、PR目的としても効果が期待できます。
私の場合は、主に2つ。
「①ブログへの集客」「②コンサルの宣伝」です。
実際にKindle本きっかけで、ブログの読者やコンサルの利用者が増えましたし、逆に、ブログからの流入で、Kindle本が売れることもあります。
複数ある事業全体を俯瞰して、売上を伸ばすための導線づくりを考える必要があると感じました。
不労所得が増えた
Kindle本4冊で、毎月の収益が1.5~2万円程度。
2021年4月~2022年5月まで(約1年2ヶ月)の収益が約20万円。
しかも、自動的に入金される不労所得。
まだ大した金額ではありませんが、本を作り続けていけば、もっと金額が増えるはず。
株で毎月1.5万円の配当金をもらうにはいくら必要?
1.5万円×12ヶ月÷3%=600万円
※高配当銘柄でも配当利回り3%程度。
毎月1.5万円の不労所得=600万円の価値
これからもコツコツ作り続けるつもりです。
新たな仕事の作り方を覚えた
収益の累計が約20万円という小さな規模ですが、”ゼロからイチ”の仕事づくりの実績ができたことは、自分にとって大きな自信になりました。
Kindle出版は、2021年のチャレンジの一つですが、新たな必殺技を覚えたような感覚。
できることが増えると視野が広がりますし、他の事業と相乗効果が得られますから、できることをどんどん増やしていきたいです。
そのためには、チャレンジをし続けるしかありません。
Kindle出版の具体的な方法を実例を紹介しながら解説しています。
まとめ
この記事での要点は、以下のとおり。
- Kindle出版とは電子出版方法のことで、個人著者が本を出版するツール。
- たくさんのメリットがあるが、特に「コストが安く」「金銭的なリスクがほぼない」ことが挙げられる。
- 特に「せっかく時間をかけて本をつくったのに全く売れない」、「読者からレビューがつき、世間から厳しい評価をされる」ことがデメリット。
- 向いているのは、「特別なノウハウや専門知識を持っている人」。ただし、時間を確保できない人にはできない。
- 「企画」「記事の中身」「表紙デザイン」「セールス方法」が、売るためは重要な部分。
別記事で、私の事例を紹介しながら、出版方法を詳しく解説する予定です。
今回は以上です。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。