はじめてのKindle出版|電子書籍の作り方を徹底解説!【実例紹介】

Amazon Kindleの出版方法|電子書籍の作り方を徹底解説

こんにちは。「まさどんの副業日記」編集長のまさどんです。

今までにKindle本を4冊出版した経験をもとに、Kindle本の出版方法について解説します。(2022年5月現在)

Kindle出版(電子書籍)にチャレンジしてみたい。

でも、どうやって出版するのか手順を詳しく教えてほしい。

はじめてでも一人でできる?難しくないの?

はじめて出版したKindle本を実例に詳しく解説します。

Kindle出版の手順がバッチリ理解できるようになりますので、最後までご覧ください。

この記事でわかること
●Kindle出版の手順
●Kindle出版で気をつけること

Kindleとは|Amazon社によるセルフ出版サービス

Kindleとは

Kindle(キンドル)とは、Amazon社が提供している電子出版方法(KDP)のことで、個人著者がKindle本ストアに本を出版することができます

※KDPとは、”Kindle Direct Publishing”の略。

  • こっそり書きためてきた小説を出版してみたい
  • オリジナルレシピを世に広めたい
  • 稼げるノウハウを伝えたい

このように「本の出版」に興味を持っている人には、「Kindle出版」をオススメします。

Kindle出版で知っておくべきこと

かかる費用

無料!

出版にかかる費用も、管理コストも一切かかりません。

ただし、表紙デザインはプロに依頼することをオススメします。

2種類の収益

印税

「35%」か「70%」どちらかを選びます。

  • 35%:他の書店でも販売可能|価格設定:99~20,000円
  • 70%:Kindleストアの独占販売|価格設定:250~1,250円
分配金

Kindle Unlimitedの利用者が無料で読めるように設定することで、1ページ当たり約0.5円の分配金が入ります。

ただし、印税率70%の場合のみ。

収益=「売れた時の印税」+「読まれた時の分配金」ということになります。

必要な文字数

何文字でもOK!

特に必要な文字数に定めはありませんが、有料で販売するわけなので、あまりにも短いと読者に満足してもらえません。

目安として1~3万文字を目指しましょう。

あわせて読みたい

別記事で、Kindle出版のメリット・デメリットや始め方について詳しく書いています。

2022年のおすすめ副業|Kindle本出版 【2022年版】おすすめのストック型副業|Kindle出版の始め方を解説!

Kindle本の出版方法【実例紹介】

はじめて出版したKindle本の紹介

本のタイトル

副業から始める不動産投資「戸建投資術」完全解説!

出版日

2021年4月11日

読者対象

  • 何か副業にチャレンジしたい人
  • これから不動産投資を始める人
  • 戸建投資で失敗しないためのポイントを知りたい人

コンセプト

月のキャッシュフロー(手残り)30万円達成した戸建投資のノウハウを伝える

アピールポイント

  • 著者が大家である
  • 2020年に大家業をスタートしているので、情報が新しい
  • 大家が知っておくべき情報を網羅しているので、戸建投資のマニュアルとして使える
  • 筆者の失敗事例や体験談から、失敗しないためのポイントを知ることができる
  • 具体例や数字(収支、リフォーム費、保険料など)を盛り込んでいるので、初心者が参考になる

かかった日数

10日間で出版できました。

記事作成|6日

・記事作成:4日
・記事推敲:2日

表紙デザイン|4日

・企画&発注:1日
・デザイナーとのやり取り:3日

かかった費用

表紙デザイン代としての、6,000円のみ

売上結果

Amazon社・不動産投資部門の「売れ筋ランキング」「新着ランキング」で1位になりました。

どんな工程で出版したのか、これから詳しく解説します。

全体の工程

全体の工程は以下のとおりです。

  1. 企画
  2. 調査
  3. 記事の作成
  4. 表紙デザインの作成
  5. リリース

①企画

Kindle出版に興味を持ち始めたのは2021年3月。

その頃の私は、以下のように考えていました。

「不動産投資を始めたい」「不動産投資を勉強したい」というニーズがある!
(Twitterを運用するなかで感じました。)

不動産投資のノウハウを本にしたら売れるんじゃないかな?!
きっとTwitterのフォロワーさんが買ってくれるはず。

実際にどんな本が販売されているのか、調査することにしました。

②調査

不動産投資の「紙の書籍」と「Kindle本」で、参考になったものを抜粋して研究しました。

Kindle本はKindle Unlimited対応の本も多かったので、無料体験を利用して、コストをかけずに調査。

調査項目

特に以下の内容を細かくチェックしました。

  • 価格
  • 構成
  • 情報の網羅性
  • 読者ターゲット
  • 表紙デザイン|タイトルや色づかい
調査結果

調査した結果、このように感じました。

  • 「戸建投資」に絞った本は少ない
  • プロのライターが書いていないKindle本は誤字脱字が目立つ
  • 価格は1,000~2,000円くらいが多い
  • (読んだ本の中で)1冊で初心者が必要な情報を網羅している本がない
  • 表紙が黒や赤、黄などの派手な色づかいで、ビジュアルが良いとは言えない
  • Kindle本は素人が考えたと思われる表紙が多い

既存の本よりも、良い本がつくれそう。

「価格を低く設定する」「初心者にとって必要な情報を網羅する」「表紙のビジュアルを良くする」この3つを意識すれば、きっと売れる!

このように感じ、出版することに決めました。

③記事の作成

構成

初心者にとって必要な情報を網羅することを意識しました。

  • はじめに
  • 第1章 不動産投資とは
  • 第2章 戸建投資とは
  • 第3章 物件選び・現地調査
  • 第4章 「買う」「買わない」の購入判断
  • 第5章 リフォーム
  • 第6章 融資
  • 第7章 入居者募集
  • 第8章 物件管理
  • 第9章 火災保険
  • 第10章 節税
  • 第11章 出口戦略
  • 第12章 戸建投資の事例紹介
  • おわりに
文字数

書いた文字数は、34,738文字

文字数が多ければ良いというわけではありませんが、”物足りない”と思われないボリュームにすることを意識しました。

④表紙デザインの作成

ココナラ

ココナラ とは、知識・スキル・経験など、みんなの得意をサービスとして出品・購入できるスキルマーケットのこと。

  • 似顔絵・イラスト・漫画:SNSやTwitterのアイコンなど
  • デザイン:本デザイン/法人ロゴ/チラシデザイン
  • 動画・写真・画像:動画広告/結婚式ムービー/Twitterバナー作成
  • 音楽・ナレーション:詞作曲/セリフ読み上げ
  • Webサイト制作・Webデザイン:ホームページ制作/ECサイト構築
  • ライティング・ネーミング:ログ記事作成/キャッチコピー提案/文章リライト
  • 翻訳・語学:国語文翻訳/オンライン語学レッスン

など幅広いジャンルのスキルを売買できます。

>>ココナラで表紙デザインのクリエーターをチェックしてみる

クリエーターの選定

ココナラのTOP画面から、「Kindle 表紙」と入力すると、クリエーターが表示されます。

表紙デザインの価格帯は2,000~10,000円

以下の情報からクリエーターを選定します。

  • クリエーターのポートフォリオ
  • 価格帯
  • 評価件数
  • 口コミ評価

初めてだったので、間違いのないクリエーターを選ぼうと思いました。

選定ポイントは以下のとおり。

  • クリエーターのポートフォリオが、表紙デザインのイメージに近い
  • 評価件数が多い
  • 口コミ評価が高い

評価件数が多く、評価が高いクリエータの相場は、5,000円前後

クリエーターとのやり取り

クリエーターとのやり取りに関する、ココナラの特徴は以下のとおり。

  • トークルームという専用画面でのやり取り
  • テキストのみ
  • 電話NGの場合が多い
  • 表紙イメージを共有することが難しい

基本的に電話はNG電話OKの場合でも追加で費用がかかる場合もある。

また、「修正は2回まで!」というルールが設定されているクリエーターも多いので、

口では伝えやすいニュアンスを、いかに言語化するか、が重要。

表紙イメージの伝達
送られてきたデザイン案
修正依頼
注意点|クリエーターとのやり取り
・伝達手段は、テキストのみ
・難しいのは、表紙のイメージを共有すること

⑤リリース

「本の記事」と「表紙」が完成したので、あとはリリースするだけです。

設定で注意が必要な箇所をお伝えします。

権利

「私は著作権者であり、出版に関して必要な権利を保有しています。」を選んでください。

パブリックドメインとは、著作権の保護期間が終了した著作物のこと。作者の死後70年間は、著作権法によって保護されますが、それ以降はパブリックドメインとなります。

原稿

DRM(デジタル著作権管理)とは、デジタルコンテンツの著作権を管理するための技術。第三者によるデジタルコンテンツのコピーを防止する仕組みです。

DRMを有効化をオススメしますが、著者によっては自分の書籍を広めたいために登録しない人もいます。いったん出版すると、DRMの設定は変更できないので要注意。

KDPセレクト

KDPセレクトに登録するのをオススメします

分かりづらいので、要注意です。

KDPセレクトに登録すると、以下のようになります。

  • 『KEMP』という読まれたページに対する分配金を受け取る権利がもらえる
  • 収益=売れた時の印税+読まれた時のKEMP(分配金)
  • Kindle Unlimitedの利用者は、無料で読むことができるようになる
  • Kidnleで『独占契約』が条件となる
  • 印税率が70%になる

ちなみに、Kindle Unlimitedとは、月額980円で電子書籍が読み放題のサービス。

Kindleストア以外で販売できないのでお気をつけください。

売るためのコツ

出版したらTwitterやブログなど、自分のメディアで告知しましょう。

オススメしたいのは、「Twitterの固定ツイートで紹介する」こと。

Twitterは1ツイートのみ固定できるので、本の商品リンクを貼ったツイートを固定させて、1人でも多くの人に知ってもらえるようにしましょう。

まとめ

本記事での要点は以下のとおり。

  • Kindle出版は無料でできるが、表紙デザインはプロに依頼すべき。実際にかかったコストは6,000円。
  • 記事が完成すれば、あと1週間もあれば出版できる
  • 競合を徹底的に調査研究すること。
  • 表紙デザインは「ココナラ 」がオススメ。5,000~6,000円が目安。
  • KDPセレクトへの登録をオススメ。ただし、Kindleストア以外で販売できなくなるので要注意。
  • Twitterの固定ツイートで、1人でも多くの人に知ってもらう

今回は以上です。

最後までご覧いただき、ありがとうございました!

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