今回は、1棟目におすすめする物件の種類について解説します。
・不動産投資を始めたい。でも、戸建、1棟アパート、区分マンション、土地、、、色んな手法があって、何を選べば良いのかわからない。
・はじめての不動産投資では、なぜ中古戸建てか中古アパートがオススメなの?
・中古戸建て、中古アパートそれぞれのメリットやデメリットは?
この記事をご覧いただくことで
1棟目に「中古戸建」か「中古アパート」をオススメする理由がわかるようになります。
気になる人は、続きをご覧ください。
1棟目におすすめする物件は、中古戸建て&中古1棟アパート
私がおすすめする物件は、中古戸建もしくは中古1棟アパートです。
不動産投資といっても様々な手法があります。
例えば、
- 新築戸建
- 中古戸建
- 新築区分マンション
- 中古区分マンション
- 新築1棟アパート
- 中古1棟アパート
- 土地からの新築アパート建築
たくさんの種類がるので、それぞれのメリットやデメリットを理解して、自分に合った手法を選ぶことが大事です。
中古戸建てのメリット・デメリット
中古戸建てのメリット
中古戸建てをオススメする主なメリットは、以下のとおり。
- 金額が安い
- 利回りが高い
- 客付けに強い
- 共同担保として使える
金額が低い
安価であるため、金銭的なリスクが低いことが最大の魅力です。
地方では100万円~300万円程度でも、状態の良い物件を買うことができます。
利回りが高い
利回りが高く、キャッシュフローが出やすいです。
物件にもよりますが、中古戸建であれば、実質利回り15%や20%も可能です。
客付けに強い
戸建は賃貸需要が高いため、客付けがしやすいです。
共同担保として使える
融資を使って1棟アパートを買う時、共同担保に入れることで、融資承認がもらえたり、融資条件が良くなったりすることがあります。
小さく始めるのが投資やビジネスの鉄則なので、できれば中古戸建をオススメします。
中古戸建てのデメリット
- 投資効率が悪い
- 初心者にとって、リフォームが難しい
- 競争率が高いので、優良物件が買いづらい
効率が悪い
1棟アパートに比べて効率が悪いです。
作業効率、資金効率の観点からも1棟アパートに比べて、効率が悪くなります。
初心者にとっては、リフォームが大変
空き家を買う場合、住める状態にするまで、かなりのリフォームが必要になる場合があります。
リフォームに慣れていない時は、リフォームする箇所やかけるコストなど、判断が難しいと思います。
こんな人は中古戸建てがおすすめ!
- 資金に余裕がない人|目安として不動産投資に使える資金が500万円以下
- 金銭的なリスクを背負いたくない人
- 最初から大きなリターンを期待せず、堅実に始めたい人
- リフォームをしっかり勉強する意欲がある人
中古1棟アパートのメリット・デメリット
中古1棟アパートのメリット
中古1棟アパートのメリットは、以下のとおり。
- 効率が良い
効率が良い
戸建と比べて、作業効率や投資効率が良いです。
同じ手間で、戸建と比べて大きな資産を得られます。
そして、基本的には融資を使うため、自己資金に対するリターンが大きく、キャッシュフローを大きく得られます。
中古1棟アパートのデメリット
中古1棟アパートのデメリットは、以下のとおり。
- 借金のリスクを背負う
- 融資が厳しい
借金のリスクを背負う
小さいアパートでも、融資を使う場合、数千万の借金をすることになります。
最悪、自己破産することも想定されますので、借金リスクに対するリスクヘッジがかなり重要になります。
そのためには、身の丈に合った投資をすることです。
資金に余裕がない人は、いきなり1棟アパート投資は避けた方が無難です。
融資が厳しい
今は不動産賃貸業が経験がない人への融資がとても厳しいため、いきなり1棟アパートへの融資は難しいと思った方が良いです。
例外として、オリックス銀行は、属性が良い人であれば、不動産投資の経験がない人でも融資してもらえます。
ただし、周りにアドバイスがもらえる不動産投資家や大家仲間がいれば、という条件付きです。
こんな人は中古1棟アパートがおすすめ!
- 資金に余裕がある人|できれば不動産投資に使える資金が1,000万円以上
- 属性が良い人|大手企業勤務のサラリーマンや公務員など
- 金銭的なリスクを背負って、大きくリターンを得たい人
- 作業効率や資金効率を求める人
土地から新築アパートのメリット・デメリット
土地から新築アパートのメリット
土地から新築アパートのメリットは以下のとおり。
- 融資が引きやすい
- 入居者とのトラブルが発生しにくい
- 維持管理が楽
- 売却しやすい
融資が引きやすい
金融機関の融資期間は、法定耐用年数の残存年数以内になることが多いです。
当然、中古に比べて残存年数が長いわけですから、融資も引きやすくなります。
入居者とのトラブルが発生しにくい
新築アパートは、入居者の属性が良いので、家賃滞納や不可解なクレームなど、トラブルが起こりづらい、と言われています。
維持管理が楽
しばらくリフォームする必要がないので、維持管理が楽です。
売却しやすい
新築アパートは買い手を見つけやすいので、中古に比べて売却しやすいです。
外壁塗装など大規模修繕が発生するタイミングや、新築建物の10年保証が切れるタイミングが、売却する時期の目安になります。
土地から新築アパートのデメリット
土地から新築アパートのデメリットは、以下のとおり。
- 入金まで時間がかかる
- 利回りが低くなる
入金まで時間がかかる
土地を仕入れてから家賃が入金されるまで、1年近くかかります。
そのため、資金に余裕がない人やキャッシュフローが積み上がっていない人にはオススメできない手法です。
利回りが低くなる
中古に比べて低い利回りになります。
ベテラン投資家でも利回り10%の新築アパートをつくるのは難しいと言われています。
区分マンションや建売の新築アパート
区分マンションや建売の新築アパートをおすすめしない理由
その他の投資手法をおすすめしない理由は、以下のとおり。
新築区分マンション
キャッシュフローがマイナスになります。
中古区分マンション
あまりキャッシュフローが出ません。つまり、儲けづらいです。
ただし、管理が楽なため、本業が超多忙な方であれば、検討しても良いと思います。
あわせて読みたい
別記事で、区分マンションをオススメしない理由を詳しく解説しています。
新築ワンルームマンション投資をおすすめしない3つの理由建売の新築戸建てや新築アパート
融資が引きやすいかもしれませんが、あまりキャッシュフローが出ません。つまり、儲けづらいです。
そして、大手だと利回りが低すぎますし、ローコスト住宅メーカーだと質が低いため、将来、維持管理に苦労する可能性があります。
まとめ
今回の記事の要点は、以下とおり。
- 不動産投資では、たくさんの手法が存在するため、違いを理解して自分に合った投資手法を選ぶことが大事。
- 1棟目は、中古戸建か中古1棟アパートがオススメ。
- 土地から新築アパートは、キャッシュフローが積みあがってからがオススメ。
- 区分マンションや建売新築アパートはオススメしない。
今回は、以上です。
最後までご覧いただき、ありがとうございました!