今回は、敷金礼金を何ヶ月いただくべきか、ペット可にするかどうか、初めて客付けする時に押さえておくべきポイントについて解説します。
これが正解ということはないと思います。
地域によってやり方が変わると思いますので、参考までにお願いします。
【中古戸建】ペット可にすべき?
中古戸建の場合、ペット飼育可にしています!
理由①:競合となる物件と差別化ができます
ペット飼育を嫌がる大家さんの方が多いです。
例えば、投資エリアの岐阜を対象に、某ポータルサイトで賃貸物件数を検索してみます。
- 全体の物件数:44,800(100%)
- ペット可の物件数:5,630(12.5%)
- ペットNGの物件数:39,170(87.5%)
→ペット飼育可の物件が全体の12.5%しかありません!
また、一般社団法人ペットフード協会によると、平成30年度の犬・猫の推計飼育数は、約1,854万頭とのこと。
つまり、日本人の約3世帯に1世帯がペットを飼っていることになります。
⇒ペット飼育可の賃貸物件の供給量が少ないことがわかります!
<参考文献>
一般社団法人ペットフード協会(2020):全国犬猫飼育実態調査
理由②:家賃が1,000~3,000円UPできます
地域によって、ペット飼育の家賃が異なります。
私の投資エリアの場合、1匹当たり+1,000円という地域もあれば、2匹まで+3,000円という地域もあるので、地域の相場に合わせることになると思います。
毎月1,000~3,000円でも、利回りや手残りが変わってくるので、この金額の差は大きいです。
【中古戸建】敷金礼金
ペットがいる時と、いない時で、変わります!
ペットがいる場合
入居時に敷金2カ月分いただきます!
→退居後にかかるクリーニング費としてです。
ペットがいない場合
敷金礼金ゼロの場合が多いです!
→早く客付けをするため。少しでも初期費用を抑えることで入居のハードルを下げます。
【中古戸建】広告料
客付けを決めていただいた仲介業者に、家賃1ヶ月分支払います。
ただし、客付けのハードルが高いと思われる物件に関しては、2カ月分支払います。
【中古戸建】ペット可にする時の注意点
引っ掻き傷や、隠れてペット飼育をされる場合を想定して、賃貸借契約書内の特約事項に追加します。
特約事項
「ペットによる損傷があった場合は、修理費は借主の実費負担とする。」
「ペットの飼育数が増える場合は、必ず事前に管理会社から許可を得る。」
と、明文化し、事前に借主とルールを決めておくようにします。
まとめ
このやり方だけが正解ということはないと思います。
地域によって、賃貸需要の違いがあると思うので、参考までにお願いします!
私は、築浅や1棟アパートの場合は、ペット可にするメリットとデメリットを天秤にかけると、デメリットの方が大きいような気がするので、ペット不可にしています。
でも、中古戸建であれば、ペット可のメリットが大きいと判断し、ペット可にしています!
今回は、以上です。最後までご覧いただき、誠にありがとうございました!
別記事で、初心者向けに客付け方法について解説しています。
【不動産投資】初心者が知っておくべき客付け方法|早期客付けのコツを教えます